Batik in Malaysia

Batik。別名をロウケツ染めともいい、熱帯特有の花や鳥の模様が印象的な布。原産はインドネシアのバリ島であるが、今では、シンガポールやマレーシアにも大きく広まっており、双方の航空会社のスチュワーデスが着ている洋服がBatikであることも有名である。

私が住むマレーシア、サンダカンにもBatikは、多く売られている。そして、その横にいるミシン職人達に頼めば、いかようにでも縫ってくれるのだ。



ミシン職人の人達は、全員男の人たちなのだ。




日本では珍しい足踏みミシン。これひとつで何でも作れる。

Batikでラップトップを運ぶ袋を作ってもらいたいと思った私は、布を2重にしてもらい、その間にビニールを入れて防水性を持たせ、丈夫な袋を作ってもらった。オーダーメイドなので、サイズは伝えたとおりに縫ってくれる。今までの経験により、ラップトップの縦横の長さにプラス10センチ、厚さにプラス3センチの大きさで作ってもらうと、出し入れがしやすいことがわかっている。



愛用のラップトップ袋。



Batikは、本当は、主に女性の洋服に使われる。高級なBatikを使えば、マレーシアの伝統衣装であるBaju Kerungに。綿製の安価なものは、家で着るサロン(巻きスカート)に。どちらも、熱帯の青空の下、町に鮮やかな彩を添えていて、街を明るくしているのである。



村にて、風になびくサロン。

(25/01/04)